していたことと、示せることは違う
問題が起きたあとに問われるのは、対策をしていたかではなく、それを示せるかです。毎週きちんと点検していても、記録が担当者の記憶の中にしかなければ、証明する手段がありません。写真に日付が入っているか、誰が確認したか分かるか、前回と比べられるか。この三つが揃っていれば、説明は数分で済みます。揃っていなければ、何日もかけて資料を作り直すことになります。
スキミング対策で確認する項目と頻度
前面の目視点検、すなわちカードリーダー、キーパッド、画面周囲、排出口の確認は最初の防壁であり、取引量の多い拠点では日常的な作業とすべきものです。これに設定の確認、アクセス権限の見直し、設置済み対策が現在も機能しているかの確認が加わります。頻度はさらされ方に応じて決めます。すべての拠点に同じ計画が必要なわけではありません。店舗から最も多くいただくご質問の一つが「いつ誰が確認したか」です。
続く点検は三分で終わる
点検の項目を増やすほど、内容は薄くなります。二十項目のチェックリストは、二か月もすれば形だけの記入になります。本当に見てほしい三つか四つに絞り、三分で終わる形にすれば、一年続きます。頻度と項目数はどちらかしか取れません。毎日見てほしいなら、項目は少ないほうがいい。